ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織でさがす > 教育委員会事務局 > 文化スポーツ課 > 新しい幸田町指定文化財の紹介

本文

新しい幸田町指定文化財の紹介

<外部リンク>
記事ID:0010904 更新日:2022年2月10日更新
当麻曼荼羅
指定番号39 木彫彩色当麻曼荼羅 (令和4年2月3日 指定)
 
 奈良の当麻寺に端を発する当麻曼荼羅は、通常は軸装の形態であるが、本物件のような彫刻、そして、厨子入り据え置きによる形態は全国的にみても珍しく、その存在自体が貴重であり、宗教史や美術史の観点から見ても、当麻曼荼羅の普及の中で特異な展開を示す作例として重要である。
 この曼荼羅を歴史資料としてみた場合、この曼荼羅は、西方寺を当麻曼荼羅を中心とした説法の道場にしようという宿願をもって造立されたものであり、その宿願は、創建以来西方寺の根底にある「三河一国深草の根元」とも関わるものである。中世以来、松平氏と連携して三河に展開した浄土宗西山深草派寺院の教線の拡大を考えるうえでも重要である。
 状態も非常によく、厨子に納められていたことから、彩色の剥落、変色等もなく、保存状態が非常に良好な点も、評価に値することから、町指定文化財に指定し、保護を図るものである。

検索対象
注目ワード

コロナウイルス ふるさと納税 採用 広報こうた