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緊急に救急車が必要な症状とは?
記事ID:0001182
更新日:2020年7月27日更新
救急車の適正利用
「風邪で熱があり体がだるい」「指を切って血が出た」など、自分で医療機関を受診できるような状態でも早く見てもらいたい、タクシー代わりなど緊急性が低い救急要請が重なると、本当に救急車が必要な重症の患者様に対して、救急隊の到着が遅れてしまいます。救急車の適正な利用にご協力ください。
救急車利用マニュアル(総務省消防庁)<外部リンク>
緊急に救急車が必要な症状とは?
この様な症状がある場合は重大な病気の可能性がありますので、ためらわずに119番通報してください。
頭
- とつぜんの激しい頭痛
(今まで体験したことがないような痛み。バットで殴られたような痛み。) - 突然の高熱。ふらふらして立てない
- 頭をぶつけてけいれんしている。意識がない。嘔吐した。(お子様の場合は目線が合わない)
顔
- にこりと笑うと口元がひきつったように左右で違いがある。しびれや動きにくさがある。
- 呂律が回りにくい。しゃべりにくい
- 視野がかける。突然、物が二重に見える
- あきらかに顔色が悪い(お子様の場合は唇の色が青・紫色など)
胸・背中
- 急な胸の激痛
- 圧迫されるような、または締め付けられるような胸の痛みが2~3分つづく
- 急な息切れ、呼吸困難
- 痛みが移動する
腹
- 突然の激しい腹痛
- 持続する激しい腹痛
- 吐血や下血がある
手・足
- 急に片方の腕や足に力が入らず、箸なども落としてしまう
- 突然のしびれ感
その他
- 呼びかけても反応がない。会話ができない。(お子様は目線が合わない)
- けいれんが続く(治まっても意識がない。呼びかけて反応がない)
- 冷汗を伴うような吐気、嘔吐
- 喉に物が詰まって呼吸が苦しい
- 広範囲なやけど
- 大量の出血を伴った外傷
- 全身にじんましんが出て顔色が悪い(唇の色が青・紫色など)
- その他、いつもと違う場合。様子がおかしい場合。
救急車の病院選定について
救急隊が病院選定する場合、ご希望の病院へ搬送できない場合があります。重症の患者様を優先的に大きな総合病院へ搬送し質の高い医療をうけていただくためです。大きな総合病院であっても医療スタッフに限りがあります。一か所にたくさんの患者様が集中すると医療の質が低下します。医療の質が低下すると救える命が救えない場合があります。このため、患者様が集中して医療の質の低下が起きないように搬送先を分散しなければなりません。限りある医療資源を有効に活用するため、ご協力をお願いします。