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いざという時の応急手当

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記事ID:0001175 更新日:2020年7月27日更新

概要

人は呼吸や心臓が止まると、3から4分で脳細胞は生きることができず、そのまま放置すると命をなくしてしまいます。たとえ、命が救えたとしても脳へのダメージは大きく、もとの社会生活ができるまで回復することは非常に困難となります。救急車が到着するまでに全国平均で約6~8分かかり、その間の応急手当が命を左右します。
いざというときのために、応急手当を身につけましょう。
応急手当についての詳しい情報は、下記をご覧ください。

  ・あいちAEDマップ<外部リンク>

心肺蘇生法

心肺蘇生法の手順は次のとおりです。

  1. 反応を確認する。
    傷病者に「大丈夫ですか」または「もしもし」と大声で呼びかけながら、両手で肩を軽くたたき、反応があるかないかをみます。
  2. 助けを呼ぶ。
    反応がなければ、大きな声で「誰か来て!人が倒れています!」と助けを求めます。
    協力者が来たら、「あなたは119番へ通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に依頼します。
  3. 呼吸の確認
    傷病者が「普段どおりの呼吸」をしているかどうかを確認します。
    傷病者のそばに座り、10秒以内で傷病者の胸や腹部の上がり下がりを見て、普段どおりの呼吸をしているか判断します。
  4. 胸骨圧迫
    傷病者に普段どおりの呼吸がないと判断したら、ただちに胸骨圧迫を開始し、全身に血液を送ります。
    • 胸の真ん中を、重ねた両手で「強く、速く、絶え間なく」圧迫します。
    • ひじをまっすぐに伸ばして手の付け根の部分に体重をかけ、傷病者の胸が少なくとも5センチメートル沈むほど強く圧迫します。
    • 1分間に少なくとも100回の速いテンポで30回連続して絶え間なく圧迫します。
    • 圧迫と圧迫の間(圧迫を緩めるとき)は、胸がしっかり戻るまで十分に力を抜きます。
    • 小児に対しては、両手または片手で、胸の厚さの約3分の1が沈むほど強く圧迫します。
    • 手で胸骨圧迫を払いのけるなど、意思のある動きがあった場合は中断します。
  5. 人工呼吸(口対口人工呼吸)
    ​30回の胸骨圧迫終了後、口対口人工呼吸により息を吹き込みます。
    1. 気道確保(頭部後屈あご先挙上法)
      • 傷病者の喉の奥を広げて空気を肺に通しやすくします(気道の確保)。
      • 片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先(骨のある硬い部分)に当てて、頭を後ろにのけぞらせ(頭部後屈)、あご先を上げます(あご先挙上)。
    2. 人工呼吸
      • 気道を確保したまま、額に当てた手の親指と人差し指で傷病者の鼻をつまみます。
      • 口を大きく開けて傷病者の口を覆い、空気が漏れないようにして、息を約1秒かけて吹き込みます。傷病者の胸が持ち上がるのを確認します。
      • いったん口を離し、同じ要領でもう1回吹き込みます。
      • 2回実施したら、直ちに胸骨圧迫を再開します。
  6. 心肺蘇生法の実施(胸骨圧迫と人工呼吸)の継続
    胸骨圧迫を30回連続して行った後に、人工呼吸を2回行います。
    胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ(30:2のサイクル)を、救急隊に引き継ぐまで絶え間なく続けます。

その他の応急処置

骨折している場合

  1. どこが痛いのかを聞きます。
  2. 痛がっているところを見て、変形しているかどうかを確認します。
  3. 変形している場合は患部を動かしてはいけません。
  4. 次に出血の有無を確認し、出血している場合は直ちにきれいなタオルなどで圧迫し止血を行います。
  5. 骨折しているところに、そえ木をあてて三角巾などで固定します。
  6. そえ木には、ダンボールを折りたたんだものや、雑誌などを応急的に使用することもできます。

首をけがしている場合

  1. 自動車に跳ねられたなどの交通事故や高所からの転落事故では、首をけがする可能性があります。
  2. 首(頚椎)には大切な神経が集中しているため、けがをしている場合は首を固定する必要があります。
  3. けがをしている人に、次のことを質問します。首の痛みの有無、手足のしびれの有無、手足に力が入るか、呼吸が苦しいか。
  4. 上記の症状が一つでもあれば、首を痛めている可能性があります。
  5. けがをしている人に、頭を動かさないようにつたえます。
  6. 頭を両手で支え、首を動かさないように固定します。
  7. 安全な場所であれば、救急隊に引き継ぐまで固定を続けます。
  8. 危険な場所では、できるだけ安静にした状態で必要最低限の移動を行います。

やけどした場合

  • ただちに水で冷やします。痛みが軽くなり、やけどの悪化をふせぎます。
  • 氷やアイスパックでの長時間の冷却は、冷えすぎてしまい、かえって悪化させることがあるので注意します。
  • 広範囲のやけどの冷却は、体全体が冷えてしまうので、10分以内にします。

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