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幸田町東京2020オリンピックホストタウン事業 第2回 ハイチと愛知(その2) その交流と協力関係について

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記事ID:0009299 更新日:2021年3月15日更新

第2回 ハイチと愛知(その2) - その交流と協力関係について

 今回、幸田町がハイチ・オリンピック選手団向けのホストタウン事業を受けて下さったことは、日本とハイチとの関係にとって特筆すべきことですが、愛知はこれまでも日ハイチ交流の主な舞台になってきました。今回は、愛知におけるハイチとの交流について私の知っていることを紹介したいと思います。

1 ハイチの会
 愛知におけるハイチとの交流の歴史は意外に長く、名古屋市に拠点を置く「ハイチの会」というNGO(非政府組織)は,ハイチ共和国の貧しい子どもたちへの識字教育、生活指導、地域の人々の生活向上を目的とする農業支援などを1986年から今日まで35年間にわたって継続されています。全国各地の支援者からの理解と支援を得て、名古屋市在住の中野瑛子代表が愛知をその活動拠点としながらも、各地に活動の輪を広げて、ハイチとの交流を続けています。
ハイチの会の活動の詳細については、同会ホームページをご覧ください。
https://haitinokai.com/<外部リンク>

2 名古屋大学へのハイチ人留学生受け入れ
 文部省の国費外国人留学制度を利用して来日したハイチ人留学生の中には、名古屋大学で学んだ人もおり、現在、モイーズ大統領のエネルギー政策を指揮するエネルギー規制庁長官のエバンソン・カリクスト(Evenson CALIXTE)氏もその一人です。カリクスト長官は、モイーズ大統領が公約として掲げたハイチ国内の24時間電化に向けて、着実に成果を上げてきています。ハイチでは、国の発展のために人材育成のニーズは高く、より多くのハイチ人留学生が日本で勉強できるように、在ハイチ日本大使館としても努力しているところです。

3 豊田市による消防車・救急車の供与
 最近の特筆すべき取り組みとして、太田稔彦豊田市長のご理解とご支援を得て、豊田市で一定期間使用された消防車4台と救急車3台をハイチ共和国向けに供与して頂くことになったことが挙げられます。まもなく、外務省の草の根・人間の安全保障無償資金協力を活用して、ハイチに向けて発送される予定になっています。これはハイチの首相と外務大臣からの要請に応じるもので、これら車両は、ハイチ国内各地で消防活動と救急医療に利用される予定で、ハイチの人々の社会生活水準の向上に貢献することが期待されます。

 
消防車
豊田市からハイチ警察に供与される消防車の一つ 撮影豊田市

4 ハイチのジャクメル病院と中央県等の小中学校建設に携わった徳倉建設
 最後に、ハイチにおける日本の無償資金協力で実現したハイチ南部のジャクメル市の病院と、中央県とアルチボニト県の小中学校12校舎の建設は、名古屋市に本社を構える徳倉建設が関わっています。これらのプロジェクトは、2010年1月12日にハイチを襲った大地震で被災した病院と小中学校を、日本の耐震構造の技術によって再建するもので、ハイチの人々に大変に喜ばれています。

 
徳倉建設
小学校建設に携わった徳倉建設関係者の方々と。撮影大使館

https://www.ht.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00054.html<外部リンク>

 このように、愛知が様々な形で日・ハイチ協力・交流の進展に関わっていることを知るのはうれしいことです。

 
病院 小学校

日本の支援で建設されたジャクメル病院 撮影大使館

日本の支援で建設された小学校 撮影大使館

水野光明在ハイチ日本大使の紹介
幸田小学校、幸田中学校卒。創価大学大学院経済学研究科中退。1991年外務省入省。外務省では、主に貿易、国際協力、条約、国連関係の仕事に携わり、海外は、ガボン共和国、フランス、コンゴ民主共和国、スイス(ジュネーヴ)、国連開発計画(ニューヨーク本部)で勤務。2018年12月から現職。


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