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ダニ媒介感染症に注意!
ダニ媒介感染症とは
ダニ媒介感染症とは、病原体(ウイルス)を保有するマダニに刺されることによって起こる感染症のことです。
ダニ媒介感染症には、重症熱性血小板減少症候(SFTS)、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱、つつが虫病、ライム病などがあります。
特に国内での重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の報告数は、平成25年に報告されて以降増加し、近年では年間100例を超えています。
- 県内の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)発生状況<外部リンク>
マダニについて
マダニは、家庭内に生息するダニ(食品等に発生するコナダニや衣類や寝具に発生するヒョウヒダニ等)とは種類が異なります。
マダニ類は、固い外皮に覆われた比較的大型(種類にもよりますが、成ダニでは、吸血前で3~8mm、吸血後は10~20mm程度)のダニです。
主に森林や草地に生息していますが、郊外、市街地でも生息しています。人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのマダニの生息場所に立ち入ると、マダニに刺されることがあります。
【出典】厚生労働省 ダニ媒介感染症
マダニに咬まれないためのポイント
肌の露出は少なく、明るい色の服を着る
長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等
【出典】国立健康危機管理研究機構「マダニ対策、今できること」
虫除け剤を使用する
肌の露出部分には虫除け剤を使用し、地面に直接腰を下ろしたり、寝転んだりしないよう敷物を使う。
屋外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認
わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などに注意
【出典】国立健康危機管理研究機構「マダニ対策、今できること」
マダニに咬まれたら
- 無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置をしてもらいましょう。
- マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けて下さい。
〈参考〉
詳しい情報は厚生労働省ホームページをご覧ください
- 【厚生労働省】ダニ媒介感染症<外部リンク>