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麻しん及び風しん予防接種
麻しん・風しん予防接種の接種期間が延長されます
令和6年度に麻しん・風しんワクチンが限定出荷されていたことにより、麻しん・風しん予防接種を打てなかった方に対し、接種期間の延長を行います。
・対象となる方
第1期 令和4年4月2日生まれから令和5年4月1日生まれのかた
第2期 平成30年4月2日生まれから平成31年4月1日生まれのかた
・延長される接種期限
いずれも令和9年3月31日まで
・手続き方法
接種日当日までに、麻しん・風しん予防接種接種券と母子健康手帳を保健センター予防接種グループへ提出ください。接種期限を修正してお返しします。
郵送のかたは、接種券と母子健康手帳の写し(出生届出済欄と、予防接種のページのすべて)を同封し、保健センターまで郵送ください。手続きには返送も含め、1~2週間かかりますので、お早めに手続きください。
接種券を受け取り後、医療機関で予約を取り、接種を受けてください。
(郵送の送付先)444-0113 幸田町大字菱池字錦田84番地 幸田町保健センター 予防接種グループ
・延長の手続きを行わず、接種期限の切れた接種券で予防注射を行った場合は、自費接種となります。必ず接種前に延長の手続きを行ってください。
麻しん(はしか)とは
麻しんは「はしか」とも呼ばれ、麻しんウイルスの感染によっておこる発熱と発疹を伴う感染症です。感染力が極めて強く、飛沫・接触感染だけでなく空気感染もするため、同じ閉鎖空間に短時間一緒にいただけで感染します。免疫がなければほぼ100%発症します。
10~12日の潜伏期の後に、鼻水・せき・目の充血・めやに・38度以上の発熱が認められます。この状態が数日続き、その後一旦発熱が1度程度下がりますが、再び高熱となり、首の回りから発疹が出現します。発疹が出る頃になると、39~40度台の高熱が4~5日続きます。発疹は1~2日のうちに消えます。また発疹が出現する前日から口の中に白っぽい斑点が現れ、数日で消えていきます。
合併症としては、気管支炎、肺炎(患者100人に1~6人程度)、中耳炎(患者100人に7~9人程度)、脳炎(患者1000人に1~2人程度)などがあります。
麻しんの抗ウイルス薬は存在しないため、治療は症状を和らげる治療のみとなります。麻しんは、医療が発達した国であっても、かかった人の約1000人に1人が死亡する重症の感染症です。
風しんとは
風しんは、風しんウイルスの感染によっておこる発熱と発疹を伴う感染症です。飛沫感染し、潜伏期は2~3週間です。発疹が出る1週間前から、発疹が出た後1週間くらいまでは感染力があるといわれています。
主な症状は発疹・発熱・リンパ節の腫れですが、3つが揃うのは約半数です。まれに血小板減少性紫斑病や脳炎を合併することがあります。約15~30%のかたは感染しても症状がなく終わります。大人が感染すると子どもと比べて重く、高熱が続いたり関節痛が現れることが多いといわれています。
妊娠20週までの妊婦が感染すると、お腹の中の赤ちゃんも感染し、先天性風しん症候群と呼ばれる難聴・先天性の心疾患・白内障・発育発達遅滞などの障がいを持って生まれてくる可能性が非常に高くなります。
麻しん・風しんともに、ワクチン(主に接種されているのは、麻しん風しん混合(MR)ワクチン)を接種することによって、95%程度の人が免疫を獲得することができると言われています。また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫がつかなかったかたの多くに免疫をつけることができます。
通知(予診票・接種券)の発送について
・麻しん及び風しん(MR) 1期予防接種の通知(予診票・接種券)は、対象者が1歳を迎える月の前月の下旬に発送します。
・麻しん及び風しん(MR) 2期予防接種の通知は、対象者が小学校に就学する1年前の3月下旬(保育園・幼稚園の年長児になる直前)に発送します。
・麻しん及び風しん(MR) 1期の通知は、水痘予防接種が同封されます。
・幸田町へ転入された方で接種歴の確認ができていない方は接種券の発送ができません。接種を希望する方は、下記へお問い合わせください。
接種について
対象者は、接種日時点で幸田町に住民登録がある方です。
対象年齢 | 回数 | |
---|---|---|
第1期 | 1歳から2歳未満 | 1回 |
第2期 | 5歳から7歳未満で、 小学校就学前の1年間にある者 (保育園・幼稚園の年長児) |
1回 |
・麻しんまたは風しんのいずれかにかかったことがあっても、麻しん及び風しん混合(MR)ワクチンを使用できます。
・第1期は、1歳になったらなるべく早く接種することをお勧めします。