深溝松平家は、幸田町の深溝を発祥の地とする松平家の一族であり、徳川家康の天下統一、島原藩主として西国大名の監視の重責を担い、江戸幕府を支えた18松平の一つになります。幸田町教育委員会では現在この深溝松平家の文化財調査を進めています。文化財調査では菩提寺に築かれた歴代藩主(当主)墓所に注目し、大名家墓所の文化財的価値や江戸時代の日本における歴史的位置づけを明らかにするための調査を行っています。
 深溝松平家の歴代当主は、その死後、遺骸を必ず発祥の地である深溝に埋葬するという方針をとり、その方針は江戸時代を通して守られました。江戸時代の大名家で国許や江戸以外の地に藩主や当主の遺骸を埋葬する例は全国的にも非常に珍しく、江戸時代大名の葬儀を考えるうえで重要な事例といえます。

西廟所
(幸田町)

東廟所

(幸田町)

島原藩主松平家墓所

(島原市)

 

何を調査するのか

 深溝松平家の文化財調査では、松平家の古文書や美術工芸品、島原藩の藩政史料、菩提寺に築かれた墓や歴史史料・美術工芸品・建物などが調査対象となります。また平成21年度に発掘調査が行われた、松平忠雄墓所の出土品の整理も進めています。

 埋葬地であった深溝の菩提寺瑞雲山本光寺に残る深溝松平家関係史料の調査は当然のことながら、江戸時代を通しての本拠地であった島原市に残る関係史料の調査も必要となります。関係施設の協力のもと、島原市松平文庫や瑞雲山本光寺(島原)所蔵の歴史史料等の調査を行っています。


文化財調査の様子(絵画)

調査の様子(彫刻)

調査の様子(古文書)

島原市松平文庫での調査

松平家所蔵史料の調査

調査委員会の会議

 

調査成果

 調査の成果は、広報・ホ-ムページ・展示会・講座・報告書という形で随時紹介をしており、文化財調査や松平忠雄墓所の調査成果をまとめた調査報告書が刊行されています。ホームページからダウンロードできる資料以外は、幸田町中央公民館および幸田町郷土資料館で販売・頒布しています。


平成21年度文化振興展

深溝本光寺は墳墓の地なり.pdf [29808KB pdfファイル] 


平成23年度文化振興展

菩提寺と廟守.pdf [20101KB pdfファイル] 

幸田町広報

  1. 平成22年3月号.pdf [1568KB pdfファイル] 
  2. 平成22年9月号.pdf [1473KB pdfファイル] 
  3. 平成23年3月号.pdf [1337KB pdfファイル]  

 

報告書の頒布について

 以下の事業の報告資料については中央公民館および郷土資料館窓口にて有償で頒布しています。発送による購入を希望される場合は、冊子価格に送料を加えた価格を事前に現金書留で納めていただくことになります。購入冊数やお住まいの地域によって送料が異なりますので、購入を希望される方は、事前に問い合わせお願いいたします。

書籍名

頁数

価格
(税込)

内容
『瑞雲山本光寺 松平忠雄墓所発掘調査報告遺構・遺物編』 350 3,100円

平成21年に行われた「小判のお殿様」の発掘調査報告書!

調査報告とともに、印籠や小判や1599ガラス杯等に関する論考が掲載されています。

『深溝松平家菩提寺 瑞雲山本光寺文化財調査総合報告』

486 3,600円

平成21年から4年間に渡って行われた文化財調査の学術調査報告書!深溝松平家の歴史、菩提寺本光寺に関する歴史が収録されています。  

『史跡 島原藩主 深溝松平家墓所

-深溝松平家と瑞雲山本光寺-』

16 100円 島原藩主深溝松平家墓所と『深溝松平家菩提寺 瑞雲山本光寺文化財調査総合報告』の概要パンフレットになります。

松平忠雄墓所出土 

祝婚青色ガラス杯調査報告

32 400円

松平忠雄のお墓から出土したヨーロッパ産ガラス杯を、考古学・保存科学・文献史学から調査・報告したものです。

 連絡先:生涯学習課生涯学習グループ(0564-63-5141) 

     Eメールアドレス syogaigakusyu@town.kota.lg.jp