幸田町長大須賀一誠

幸田町長 大 須 賀 一 誠

 

  
     町長就任にあたり、ここに所信を申し述べ、施政の方針を明らかにするとともに、町民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
  私は、これまで町職員として、また副町長として、合わせて35年余り行政の一端を担わせていただきました。今回の選挙では、多くの町民の皆様とお会いし、ご指導、ご鞭撻を賜るとともに、町民の生の声をお伺いし、改めて政治に携わる者の使命と申しましすか、その責任の重さを痛感しているところでございます。
 私は、今回の町長立候補にあたり、後援会活動を通じて、『愛する幸田町を幸せなまちにするために 確かな力 誠実な力』として、一歩先の幸せなまちを実現できるよう訴えてまいりました。
 今、国・県・本町を取り巻く環境は、リーマンショック・トヨタショック・政権の交代・長引く景気低迷の中、極めて厳しい状況にあり、既にご承知のとおりであります。
 当分の間は、町民の皆様に、我慢をお願いすることもあろうかと思います。厳しい町財政の中、徹底して無駄を省き、行財政改革によってピンチをチャンスに変えるため、私の改革『8つの誠』の実現を目指します。なお、現在進行中の第5次総合計画については、町政運営の大きな柱であり、その計画には沿ってまいりますが、改革を進めるうえで変更することも検討しながら進めてまいりたいと考えております。

 まずは第一の誠でありますが、誰もがイキイキ健康に暮らす町といたしまして、障がい者、お年寄り、また家庭内介護者のフォローを手厚く、福祉医療制度の維持、健康・福祉の充実を図ります。

 第二の誠は、地震・豪雨など災害に強い町であります。
 地区ごとの防災体制を充実し、防災カメラによる全町監視システムを整備し、防災上最大のアキレス腱である広田川を改修し、大災害にも迅速に対応できるようにします。
 第三の誠は、広域行政の推進であります。
 新たな広域行政圏域を模索しながら、近隣の市との関係を密にし、広域行政サービスの実現を目指すとともに、持続可能な町づくりを目指します。
 第四の誠は、子ども達が未来に羽ばたく町であります。
 学校環境を整備するとともに、いじめや不登校問題を一掃できるようにします。また、保育ニーズに対応すべく公立保育園の民営化を図り、幼保一元化についても、自宅保育や休日保育などのサポート体制を整備しながら、育児負担を軽減し、安心して子育てができるよう支援を推進します。
 第五の誠は、産業が活気づく豊かな都市整備であります。
 幸田駅、三ケ根駅、建設中の新駅の三駅を拠点とした町づくりを進めるため、幸田駅前は市街地整備と商業活性化の一体的推進を目指します。また、新駅については、市街地開発により町北部の都市核として周辺都市機能の整備を図ります。最終的には、これらを起点に、新規産業を誘致し、産業の振興を進めます。
 第六の誠は、自然と共生する豊かな環境づくりです。
 幸田の豊かな環境を維持するため、循環型社会を実現します。また、自然を守り活かすことで、快適で暮らしやすい・環境にやさしい町づくりを実現します。
 第七の誠は、文化の香りただよう町であります。
 先人から受継いだ貴重な文化財を大切に守りながら、本光寺周辺など文化財の保護と継承を計り、新たに歴史との触れ合いを創出します。また、ハッピネス・ヒル・幸田を中心に、文化振興にも継続して力を注ぎます。
 最後、第八の誠は、行政意識の向上・サービスの徹底であります。
 健全財政を維持しながら、安定した行政サービスを持続していきます。必要な事業は、積極的に推し進め、見直すべきは見直し、時代の変化に対応する町政を実現します。
 また、幸田町として、将来の安定を目指した財政運営と、世代・性別・地域の差のない、バランスのとれた行政運営を目指します。
 具体策としては、まず、事業仕分けを徹底します。
 厳しい町財政の中では、改革を進めるうえでこれまでの姿勢を見直す必要があると考えます。個々の事業ごとに現場の声や実情に基づき、外部の視点も取り入れながら、開かれた事業を推進して行く必要があります。それが、今後の町政を持続するために必要なことだと考えます。そのために、第9次行政改革大綱のもと、事業仕分けを研究し導入します。
 近い将来、住民サービスのための総合窓口を設置します。
 住民の皆様には、利便性の高いサービスを提供する事が今求められています。例えば、役場に総合窓口を設け、ワンストップサービス(ほとんどの手続きを一カ所で済ませられる)を実現し、スムーズでスピーディーなサービスを提供できるよう、業務の革進を行いたいと考えております。
 次に、三駅のバランスのとれた整備であります。
 幸田町では、新駅を含む3駅の拠点をもとに、都市形成計画が進められています。それぞれの駅が、響き合いながら、それぞれが町の玄関として、物流や観光の拠点として、地域の特長を現すような町づくりを行い、バランスのとれた商業地域として、活性化と都市形成を促進したいと考えております。
 また、農業の再起動という点においては、もともと農業が盛んな地域という印象がありながら、地元の農産物の消費率はそれほど高くなく、農業従事者の高齢化も進んでおり、農業の沈滞化が進んでいます。
 調和のとれた豊かな町となるため、新しい農業政策を充実させる必要があります。そこで地域農業アクションプログラムに基づく、効率的かつ安定的な農業形態の育成を図り、地域特産物や新しい農産物の開発・育成と、地産地消の推進による地元農業の活性化を図ってまいります。
 産業面では、新産業・新規事業への誘致を推し進めます。
 今や本町のみならず、経済再生が重要な課題であると同時に、本町の経済を支える産業の活性化や産業基盤の充実が重要な課題となっています。現状を維持するだけでなく、先端産業の誘致、新技術・新産業の創出などに、積極的に働きかけていくほか、交通拠点としての地の利を生かした産業誘致も、同時に推し進めたいところであります。
 幸田に住む者として、誰もがイキイキ健康の町となれるよう、各種健康相談・健診・子宮頸がんや前立腺がん等のがん検診など、さまざまな健康対策事業に取り組み、安心してイキイキと暮らせる環境づくりに取り組んで行きたいと考えています。
 高齢化が進む中、未来の幸田のために、必要な子育て支援も実施します。子どもを生み育てることに喜びを感じながら、子どもの成長に何が大切かを考え、育児にかかわる環境整備を計り、次世代に繋げたいと考えております。 
 以上、各般にわたり所信の一端を申し上げましたが、これらの誠を実現するにあたっては、国・県はもとより隣接する市町とも連携を密にしながら、十分配慮して進めてまいりたいと考えております。
 本町を取り巻く情勢は、極めて厳しいものがありますが、町民の皆様とともに、力を合わせて『愛する幸田町を幸せな町にするために』一歩先の幸田町を実現するため、頑張って参りたいと存じます。
 町民の皆様にご理解とご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げ、就任のごあいさつといたします。
 ありがとうございました。